技術士口頭試験、これは頭に入れよう

28年度・技術士口頭試験の注意点

口頭試験の質問では、なるべく前向きで公衆の安全を第一に考える姿勢を見せて下さい。

例えば、語学の苦手な方が、

「英語などは、どうですか?海外での活動は問題なくできますか?」

と質問された場合、現在は苦手であっても「継続的に学習を続けています」と言えば、OKです。もちろんその場で英語力を試されることはありません。たぶん試験委員も大半は英語が苦手です。

また、ニュースやトピックから質問が出る場合もあります。

特に今年は、自然災害が多かったし、4月の熊本地震も筆記試験には出せませんでした。時期的に4月末だと筆記試験の内容は決まっている場合が多いので、でないのです。

その分、口頭試験で質問されることもあります。

今年の場合、北海道では大雨で工場も被害を受けています。

フィールド系の部門だけでなく、機械や電気電子、経営工学などの工場系部門でも自然災害に関係した質問が出るかもしれません。その場合、BCPに関係する質問になるかもしれません。

どの部門の方も、BCP・BCMに関係したことは調べて解答できるようにして下さい。

それと、一つ誤解しないように覚えて下さい。

質問に一つ、二つ答えられないからと言って不合格にはなりません。

怖いのは、一つ答えられない時に、頭が真っ白になることです。

「そんなことも分からないのですか?」

と言われて、その後何も答えられなくなった人を数名知っています。

焦らず、落ち着いて日頃の力を発揮するようにして下さい。

 

28年度の自然災害に関して

技術士口頭試験、これは覚えておこう

 

技術士口頭試験では、質問の範囲が広く全てに準備することはできません。しかし、高い確率でどの部門の受験者にも質問される事項があります。ここでは、「技術士」そのものに関する法律などで重要なものを紹介します。ぜひ、覚えて理解して下さい。

 

技術士法-第2条(一部略)

この法律において「技術士」とは、第32条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。

 

技術士の法律上の定義はこの2条です。「技術士とは何か?」と質問されたらこれが正解です。ただし、少し意地悪な試験委員は、「法律の言葉ではなく自分の言葉で答えて下さい」と言ってくるようです。どちらも準備しましょう。

 

有名な、3義務2責務は以下です。なるべく条項番号も覚えて下さい。

 

第44条:(信用失墜行為の禁止)

技術士又は技術士補は、技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

 

第45条:(技術士等の秘密保持義務)

技術士又は技術士補は、正当の理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。技術士又は技術士補でなくなつた後においても、同様とする。

 

第45条の2:(技術士等の公益確保の責務)

技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たつては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。

 

第46条:(技術士の名称表示の場合の義務)

技術士は、その業務に関して技術士の名称を表示するときは、その登録を受けた技術部門を明示してするものとし、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。

 

第47条の2:(技術士の資質向上の責務)

技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。

 

 上記6条の法律文章を毎日読みましょう。寝る前と寝起きに読むと記憶効率が良いようです。また、黙読ではなく音読して下さい、そのほうが頭に入ります。

 蛇足ですが、義務と責務は何が異なりますか?口頭試験で質問されることもあります。自分の言葉で説明できるようにして下さい。私は、義務を法的なもの、責務を倫理的なものと考えています。

 

 

次は、平成23年に改訂された出来たてのホヤホヤ「技術士倫理綱領」です。私の知る限り昨年は数名の受験者が質問されています。

技術士倫理綱領

昭和36年3月14日理事会制定

平成11年3月 9日理事会変更承認

平成23年3月17日理事会変更承認

【前文】

 技術士は、科学技術が社会や環境に重大な影響を与えることを十分に認識し、業務の履行を通して持続可能な社会の実現に貢献する。

 技術士は、その使命を全うするため、技術士としての品位の向上に努め、技術の研鑚に励み、国際的な視野に立ってこの倫理綱領を遵守し、公正・誠実に行動する。

【基本綱領】

(公衆の利益の優先)

 1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

(持続可能性の確保)

 2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

(有能性の重視)

 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。

(真実性の確保)

 4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。

(公正かつ誠実な履行)

 5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。

(秘密の保持)

 6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。

(信用の保持)

 7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。

(相互の協力)

 8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。

(法規の遵守等)

 9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

(継続研鑚)

 10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。

 

 

最後は、「技術士プロフェッション宣言」です。これは、質問されないかも知れません、しかし、考え方は重要です。暗記するのではなく、理解して下さい。

技術士プロフェッション宣言

われわれ技術士は、国家資格を有するプロフェッションにふさわしい者として、一人ひとりがここに定めた行動原則を守るとともに、社団法人日本技術士会に所属し、互いに協力して資質の保持・向上を図り、自律的な規範に従う。これにより、社会からの信頼を高め、産業の健全な発展ならびに人々の幸せな生活の実現のために、貢献することを宣言する。

【 技術士の行動原則 】

高度な専門技術者にふさわしい知識と能力を持ち、技術進歩に応じてたえずこれを向上させ、自らの技術に対して責任を持つ。

顧客の業務内容、品質などに関する要求内容について、課せられた守秘義務を順守しつつ、業務に誠実に取り組み、顧客に対して責任を持つ。

業務履行にあたりそれが社会や環境に与える影響を十分に考慮し、これに適切に対処し、人々の安全、福祉などの公益をそこなうことのないよう、社会に対 して責任を持つ。

 

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