記述試験対策のポイント

「技術士」を取得するには、2次試験と呼ばれる筆記試験+口頭試験に合格し、文部科学省令で定める登録を行わなければなりません。

2次試験に合格しただけでは「2次試験合格者」であり、「技術士」ではないのです。とは言え、2次試験に合格すれば登録はできますから、2次試験合格者≈技術士です。

その2次試験ですが、いわゆる難関試験と言われています。私も、1度落ちていますから簡単でしたとは言えません。しかし、勉強している時は楽しかったし辛い思いでは全くありません。ですから、難関試験を受験したとは思っていません。特に、「総合技術監理部門」と言うものを知ったときは、自分が目指すべきものを見つけたような気がして胸がワクワクしました。

これから、受験を目指す皆さんも、試験勉強に楽しさを見つけて下さい。その方が、合格率は高まります。と、言うことでその合格率を見てみましょう。

 

平成25年度技術士試験・部門別合格率

技術部門

受験申込者数受験者数合格者数対受験者合格率
機械1,07691620922.8%
船舶・海洋109444.4%
航空・宇宙3127725.9%
電気電子1,6611,36226319.3%
化学1301162925.0%
繊維434010

25.0%

金属1241093027.5%
資源工学3524729.2%
建設17,65212,2181,83415.0%
上下水道1,8891,47926818.1%
衛生工学7576119816.0%
農業89865513120.0%
森林3052475221.1%
水産1521202621.7%
経営工学1941603924.4%
情報工学56347011825.1%
応用理学73460211719.4%
生物工学58431637.2%
環境7015219120.8%
原子直・放射線1151012113.1%

総合技術監理

4,2593,29343113.1%

合計と言うか平均値には何の意味もありませんが、31,397名が4月末頃に受験申込みを行い、23,123名が受験し(8,274名は棄権)、3,801名が合格しています。当然ですが、毎年それほど大きな差はありません。試験制度が時々変更になりますが、その前後で少し変化が見られる程度です。

受験申込み書対策

2次試験最初のポイントは、受験申込み書を書くときに始まります。

受験申込み書には、5行の業務経歴を記入します。受験者が、どんな業務を行って来たかを見るのです。それと、業務経歴の中から一つを選んで、「業務の詳細」と呼ばれる720文字の論文を書きます。図表は付けられません。

この二つは、筆記試験が終わるまでは一切評価されません。ですから、筆記試験の合否には関係ないのです。では、どこで評価されるのか?筆記試験に合格した後の口頭試験で使用されます。ようするに、口頭試験の質問の元になるものがこの受験申込み書なのです。口頭試験では試験委員があなたに様々な質問をします。本当に、その業務を行って来たのか、あるいはどんな考えに基づいて課題解決を行ったのかを質問します。当然ですが、やってもいないことを書いた場合、説明の中でボロがでます。また、過大な表現や飾りすぎの結果などもバレます。加えて、その業務は技術士に相応しいものでなければなりません。「この業務のどこが技術士として相応しいのか説明して下さい」と問われて、納得できる説明ができれば良いのですが、出来なければ不合格となります。

そのため、たかが申込み書と考えずしっかり対策して業務経歴と業務の詳細を書き上げましょう。本講座では、コースに関係無く、申込書は何度でも添削致します。

筆記試験対策

やはり、最大の山場はここです。どの部門でも7~8割が不合格となります。最後の口頭試験では、逆に7~8割が合格しますから技術士試験は「いかに筆記試験を乗り切るか」にかかっています。

平成19年~24年の間は、午前中の択一試験がなく、一般論文と呼ばれた技術者としての基本的な考え方を問うような捕えどころのない試験が行われていました。しかし、やはり採点する側も大変だったのでしょう。平成25年度からは、択一試験が復活し機械で採点が行われるようなりました。また、午後の論文試験は、より専門的な内容になりました。専門知識、応用能力、課題解決能力が試される試験です。

なにをどう勉強すれば良いのかそれが分らない。分らないまま、時間が過ぎていつの間にか試験日は目前に迫っている。それが、多くの受験者に共通する悩みだろうと思います。なにしろ、4月末に受験申込みをした、2割の人が8月上旬に行われる試験を受けないのです。3ヶ月で自分の専門分野に関する全ての事項を勉強するのは不可能でしょう。試験勉強を始めてみてその範囲の広さに驚いて途方に暮れてしまう。しかし、そうではありません。試験勉強のための足がかりはあります。

私は、不合格の辛さ(平成23年)と合格の嬉しさ(平成24年)を体験し、さらに平成25・26年とネットを通じたボランティア指導を行う中で、合格できる勉強法を考えました。ハッキリとした目標を立てやすく、実行しやすい勉強法です。タイムスケジュールも立てられますから、挫折しません。また、自分で自分の実力が上がっていることを実感できます。

過去問題から、キーワードを抽出し自分で解説書を作りそれを覚える。論文試験は国語力の試験です。論文の書き方を繰返し練習する、勉強ではありません練習です。要約するとこんな勉強法です。簡単すぎて、拍子抜けするかもしれませんが、本当です。ただし、その簡単なことを深く徹底的に実行するのです。大抵の人が忘れているのは、むしろ、その「徹底的」なところなのです。

 

書けない方は、問題分析から

一次試験に受かって、二次試験の準備を始めた時、過去の問題文を見て私は唖然としました。特に、総合技術監理の問題は、捕えどころがなく何をどう書いてよいのか全くわかりませんでした。

講座を受講しても、最初の一歩の踏み出し方を教えてくれるところはありません。市販されている、模範解答集を読んでも、それは書いた人の専門技術に関することであり、自分にはピンとこないのです。

何をどう勉強すれば分らないうちに時間はどんどん過ぎました。その内に、やる気だけが空転します。さらに、変な話ですがそうやって悩んでいるうちに、捻れた自信のようなものが心の中に芽生えました。「こんな問題を、制限時間内で正確に解答できるはずがない、だいたい書けていれば合格するに違いない」。私は、8月の時点で自信を持って試験会場に行きました。

東日本大震災のあった年、機械部門と総合技術監理部門を両方受験しました。総監の筆記は、択一試験との合算ですから、29/40取れた私は合格でした。記述問題の解答は今読むと、合格レベルではないと思います。しかし、とにかく合格でした。ただ、残念だったのは、機械部門の専門科目が不合格でした。そのため、両方とも不合格になります。これは、併願受験のリスクです。上手く行けば1年で2部門の技術士になれますが、私のように一般技術部門で失敗すると、合格した総合技術監理部門まで不合格になります。

この時、機械部門の試験で私が犯した大きな間違いは、問題分析の仕方です。言うなればスタートで間違えていました。それで受かるはずはありません。

本講座では、私の失敗経験を活かし、また、試験勉強を始めた頃の何も分らなかった自分を思い出し、始めて受験する人にも分りやすく、理解しやすく合格できる解答のしかたをお伝えします。問題文を読んで、「書いてある言葉は、何となく分るんだけど解答の仕方が分らない」と言う方はぜひ、一緒に勉強を始めましょう。必ず合格できる解答文が書けるようになります。

 

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